「留学」と「ワーホリ」は何が違う?

「海外に行ってみたい」「英語力を伸ばしたい」と考えたとき、多くの人が検討するのが「留学」と「ワーキングホリデー(ワーホリ)」です。どちらも海外生活を経験できる手段ではありますが、制度の目的やビザ条件、滞在スタイルには大きな違いがあります。
このページでは、両者の違いを制度的側面・生活スタイル・費用面から比較し、どちらが自分に合っているかを考えるヒントをご提供します。
制度の違い:ビザの目的が異なる

まず根本的な違いは、制度の目的にあります。
項目 | 留学 | ワーキングホリデー |
---|---|---|
目的 | 学習・専門知識の習得 | 文化交流・休暇+就労体験 |
ビザ | 学生ビザ(Study Visa) | ワーホリビザ(Working Holiday Visa) |
対象者 | 学ぶことを主目的とする人 | 若年層(通常18〜30歳)の滞在希望者 |
留学は「学業」がメインであり、語学学校や大学・専門機関での受講が前提です。対してワーホリは「観光と労働の両立」を可能にした制度であり、滞在中にアルバイトや職業体験が可能です。
滞在スタイルの違い

留学生は基本的に日中は学校に通う生活リズムとなります。語学学校であれば1日4〜5時間、専門学校や大学ならさらに長時間になることも。
一方ワーホリでは、自分で時間を組み立てる自由度が高く、学びよりも“現地での体験”が重視される傾向があります。語学学校に短期間だけ通い、その後はカフェで働く・旅行するなど、柔軟なスケジュール設計が可能です。
就労の可否と制限
学生ビザでは、国によっては就労が禁止されている場合があります(例:アメリカは不可、カナダやオーストラリアは一部可能)。仮に働けても週20時間以内などの制限があるため、生活費を稼ぎながらの長期滞在には不向きです。
ワーホリは就労が前提に組み込まれているため、レストラン・農園・ホテルなど幅広い職種にフルタイムで就労することが可能。現地での収入を得ながら生活を維持できます。
滞在期間・渡航回数
ワーホリは「1カ国につき原則1回限り」「1年(国により最大2年)」といった制限があります。再取得はできないため、タイミングを誤ると機会を失います。
対して留学ビザは、期間や再申請の柔軟性が高く、進学や延長にも対応できるため、将来的に長期滞在を考える人には適しています。
費用面の違い
【例:オーストラリアでの滞在】
区分 | 留学(語学学校3ヶ月) | ワーホリ(1年間) |
---|---|---|
総費用 | 約70〜100万円 | 約120〜150万円 |
内訳 | 授業料・滞在費・生活費 | 渡航費・生活費・語学学校(任意) |
収入 | 基本なし | 現地で就労し月10〜15万円前後可 |
※留学は授業料の占める割合が高く、働けない分だけ自己負担が大きくなります。
※ワーホリは初期費用こそ必要ですが、現地で働ける分、“実質コスト”は抑えられるケースが多いです。
どちらを選ぶべき?

・しっかり学びたい/進学したい → 留学
・語学と体験を両立したい/柔軟に動きたい → ワーホリ
どちらにもメリット・デメリットがあり、重要なのは「自分の目的にどちらが合っているか」です。単に“安いから”という理由ではなく、「将来のプラン」や「現地で得たい経験」を軸に検討することが重要です。
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