パスポートの申請から受け取りまで、どのくらいかかる?

パスポートの取得は、海外渡航や留学を予定している人にとって最初の関門とも言える手続きです。実際に申請してから受け取れるまで、どれくらいの日数がかかるのか、余裕をもって準備するためにも知っておきましょう。
標準的な発行スケジュール

日本国内でパスポートを申請する場合、標準的な発行日数は申請日を含めて6〜8日程度です(土日祝を除く)。ただし、年末年始や大型連休の直前・直後は混雑するため、10日以上かかる場合もあります。
区分 | 所要日数の目安 |
---|---|
通常時 | 約6〜8営業日 |
混雑期 | 約10日〜2週間 |
受取可能日 | 指定された日以降(通知で確認) |
申請に必要な書類

手続きがスムーズに進むよう、あらかじめ必要書類を用意しておくことが重要です。主な必要書類は以下の通りです:
- 一般旅券発給申請書(窓口でも入手可)
- 戸籍謄本または戸籍抄本(発行日から6ヶ月以内のもの)
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- パスポート用証明写真(規格厳守)
- 手数料(収入印紙+都道府県証紙)
手続きの流れ
① 各自治体の旅券窓口へ行き、必要書類とともに申請
② 受領票を受け取り、指定された日以降に再訪
③ 受取の際は本人が出向く必要があり、代理人不可
※16歳以上の申請では5年用(11,000円)と10年用(16,000円)のどちらかを選択可能です。
「急ぎで欲しい」は通用する?
原則として、申請後の発行スピードを「速める」ことはできません。やむを得ない事情(家族の急病など)がある場合は、特例扱いが検討されることもありますが、原則は「順番通り」です。
なお、海外出張などで時間がない場合、申請前の戸籍取得や証明写真準備を速やかに行い、1日でも早く申請することが唯一のスピード対策です。
海外在住者の場合:日本大使館・領事館での発行
一時帰国せずにパスポートを取得したい場合は、各国の日本大使館または領事館でも発行が可能です。ただし、申請書類や必要書類は日本とやや異なるため、必ず事前確認を。
まとめ:出発日から逆算して2〜3週間の余裕を
留学やワーホリ出発直前に慌ててパスポートを申請する人は意外と多く、提出書類の不備で再訪が必要になるケースもあります。出発日が決まった時点で、最低でも3週間前までには手続きを終えるよう逆算して準備することが重要です。
YT留学では出発前オリエンテーションで、こうした実務的な準備の流れも詳しくサポートしています。確実に、余裕を持って一歩を踏み出しましょう。